この画は構図が見事で、画面の両端ギリギリに配された風神・雷神が画面全体の緊張感をもたらしており、その扇形の構図は扇絵を元にしていると言われる。三島由紀夫はこれを評して、「奇抜な構図」と呼んだ。風袋を両手にもつ風神、天鼓をめぐらした雷神の姿は、北野天神縁起絵巻(弘本系)巻六第三段「清涼殿落雷の場」の図様からの転用である。
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on 水曜日, 4月 6th, 2011 at 11:45 AM and is filed under 京都, 金澤翔子.
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